ＩＡＵＤ　福岡国際大会のご報告

 

10月12日～14日にかけて福岡国際会議場、福岡国際センター他にて『第4回国際ユニヴァーサルデザイン会議 2012 in 福岡』が開催されました。

 

東日本大震災を鑑み「安全・安心～ユニヴァーサルデザインの基本を考える」をテーマに多くの識者や活動家が講演会・シンポジウム等を開きました。また自衛隊も参加して防災、救助活動について数々のイベントを実施しました。

 

　私達「衣のＵＤプロジェクト」も他７つの研究部会と共に展示会場にて今まで研究成果をパネル展示すると同時に、１３日にはマイク片手に成果発表もいたしました。　衣のＵＤプロジェクトの今回のテーマは「災害時にも使えるＵＤジャケット」ということで前回ご報告しました２つの研究テーマ（ＵＤジャケットの研究・災害時に役立つ衣料研究）を融合させ新しいＵＤジャケットを開発し発表いたしました。　いろいろな防災用品を入れられる７つのポケット、ショックアブソーバーを入れたフード、夜間でも目立つよう再帰反射テープを多用したり・・・・かなり完成度の高いジャケットができたと思います。想像以上に多くの方々が関心を持って下さいました。

 

また「衣服のユニヴァーサルデザインとは」を分かり易く解説したパンフレットを作成。無料で配布致しました。

 

　　この「災害時にも使えるＵＤジャケット」の研究はまだまだ続きます。最終的には企業の協力を仰ぎ製品化することで社会に役立つものにしたいと考えております。　

（文責　伊豆野）