2. 菊穴(小さなボタンホール)を使い、針と糸を使わずに、 生地にボタンをつけることができるボタン
1) 菊穴(ボタンホール)を生かしたボタン
学生服のボタンにも採用されています。
ボタンを針と糸で縫いつけることなく、ボタンを生地に固定することができ、
また、ボタン自体を交換することができます。
長く着る服は、ボタンが取れてしまうと…、困りますね。
針も糸もハサミも使わずに利用することができるボタンは、
一体どうなっているのか?
ご紹介します。

一見、普通のボタンに見えますが…。

これらのボタンは、生地に糸で縫いつけていません。
「菊穴」という小さなボタンホールと、ボタンを固定するための附属品を利用して、生地に固定されています。
下の写真が、「菊穴」です。

表から「裏足ボタン(ボタンの裏側に、ボタンを固定するための穴が、立体的についているボタン)」を「菊穴」に通します。
その裏足の穴に、専用の留め具となる附属品を通します。
「菊穴」よりも「留め具の付属品」の方が大きいので、表地側のボタンが外れることはありません。




お手持ちのジャケットの中に、「菊穴」が施されているものがあるかもしれません。
もしお持ちであれば、その日の気分でボタンを変えることができます。
この構造であれば、ボタンが取れる心配は減ることでしょう。
※ボタンを支えるため、ある程度しっかりした生地である必要があります。
服作りをされている皆様におかれましては、着用者のおしゃれの幅を広げる、「ボタンが取れた!どうしよう!」という事態の回避などの参考としていただけると幸いです。
購入方法:ボタン IRIS BUTTON(アイリスボタン)オンライン本店
https://shop.iris.co.jp/
その他、手芸店等
裏足ボタン留め具 各種オンラインショップ 手芸店等