2013.4

vol.12

 

不思議なことが続いている。5日の朝日新聞朝刊に維新の会代表の石原慎太郎さんが登場して「日本を軍事国家にせよ」と勇ましい。在日韓国人が多く住む街では「韓国人は死ね」のプラカードを掲げたデモが続いている。町田市では教育委員会が朝鮮学校の児童には防犯ブザーを渡さないと決議した。先週金曜日の官邸前反原発デモに「原発が嫌なら日本から出て行け」のプラカードが突きつけられた。原発事故が広がる福島では住民の避難を呼びかけた町長に議会が不信任の決議をした。「風評被害を煽った」という理由らしい。

 

内に内にと息苦しい風景が広がる。判らないのが、円の価値が下がり、物価が上がることを喜ぶ人が増えていることだ。庶民泣かせのインフレを当の庶民が歓迎するというのだから不思議だ。早くも1ドル100円を睨み始めた。このままでは秋に向け物価は急上昇すること間違いなしだ。お先真っ暗な暮らしと、その暮らしに覆いかぶさる排外主義という高い塀。だからこそ。人種、国、性別、信条の塀を払おうというユニバーサルデザインの出番だ。